本文へジャンプ
main information Side Story link

魔法少女リリカルなのは SS
『魔法少女ブリーディングはやて 第29話』


朝のホームルームを終わらせた俺は、
一度教室の外へと出て次の授業で必要な教材を取りに資料室へと向かっていた。
ゼストという名の保健医が赴任してからもう1週間以上経過している。
その間、懸念していた管理局による事件やら計画なんかが発覚することもなく、
俺は師走という時期に相応しい教職の忙しさに日々を追われていた。
それでも一応は教育係の様な役目を仰せつかっていたので、時折保健室へと足を運んだりもする。

・・・とは言え、素性を調査することに躍起になるあまり、こちらの事情をバラすのはさらに面白くない。

その辺りを汲んだかなり消極的な鎌かけなどでは、
さすがに彼の尻尾を掴むことなど出来そうもなかった。
とりあえずゼストはかなり無口なようだが仕事は積極的に取り組んでくれており、
初めてだという保健医の仕事も順調にこなしているということぐらいしか分かっていない。
つまり、何も分かっていないということに等しいってわけです。

「兄さっ・・・とと、先生。
今日はわたしが日直だから教材を運ぶの手伝うよ」
「・・・ん?
ああ、フェイト、ありがとうな」

そんな俺の思考は、すぐ後を追いかけてきたらしいフェイトの呼びかけによって遮られることになった。
ぱたぱたぱた、軽い上履き特有の足音を立てながら俺のそばまでたどり着くと、
彼女は俺のペースに合わせるように自然と横について歩き出す。
フェイトの歩幅はこちらよりも狭いのは確実だから、少し歩く速度を緩めてやると、
彼女はこちらを見上げて満面の笑顔を見せてくれた。

「ありがとう。
えっと、それで何処に行くの?」
「一時間目は社会だから、社会化資料室だ。
県内と日本全体の地図パネルを持っていくぞ」
「うん、分かった」

そうこう言っている内に、同じ階の端にある資料室の前まで既にやってきてしまったようだ。
俺はポケットから資料室の鍵を取り出すと、かちゃり、
とドアのロックを解除して部屋の中へと入っていく。

「・・・掃除がいい加減だな」
「けほっ、そうみたい。
でもこんなに色々モノが置いてあったら、うん、まともに掃除できないよね」

中に足を踏みいれると、
埃を舞わせるというあまり嬉しくない歓迎でもって社会科資料室は俺たちを出迎えてくれた。
隣のフェイトが咳をしたのを見て、
一応彼女をドアの外に待たせることにして、改めて一人で部屋の中に入る。

「・・・これじゃあ、整理整頓をしましょうなんて生徒に言っても説得力がないなぁ」

一人でぼやきながらもたくさんの巨大な巻物が置いてある一角を目指す。
そこには、社会の授業で使う壁掛け型のパネルポスターがたくさん並べられている。
具体的には、何たら図法の世界地図に様々な縮尺の日本地図に地形図、
その他もろもろの特殊な地図なんかが置いてある場所だ。
面白そうな変り種としては海図や地質図なんていうのもあったりする。
・・・どんな授業で使うんだろう?

「見つからなければ手伝おうかー?」
「いや、大丈夫。
これと・・・これだな」

ドアの向こうから聞こえたフェイトの呼びかけに答えつつも、目的の地図を引っ張り出す。
さすがにこの辺りは色々な先生が使うので、比較的分かりやすい位置においてあったりするのだ。
俺は2つの地図を手に持ってフェイトのいる場所まで戻っていく。

「じゃあ、わたしが持つよ」
「・・・んー、そうだな。
1つずつ持って行こうか」
「うん」

フェイトに片方の地図を渡してから、片手で再び鍵を取り出して資料室を施錠する。
・・・きっと、下っ端の俺あたりがそのうち片付けるハメになるんだろうなぁ、
そう思いながらも掃除は未来の俺に投げ出すことにして今はとりあえず気にしないことにする。

「・・・ね、兄さん」
「何だ?」

そんなことを憂鬱そうな顔で考えていると、フェイトがすすす、と俺に擦り寄ってきた。
そのまま、彼女はこっそりと俺に聞こえるだけの声量でこちらに話しかける。

「わたしが後であの部屋を片付けようか?」
「・・・そんな気を使うもんじゃありません」
「あうっ?」

チョップ一発。
すこん、となかなか小気味良い音を響かせたフェイトの頭から一撃を加えた手を離しながら、
続きを口にする。

「それは後で俺がやるから、フェイトは気にしなくてよいの」
「・・・で、でも兄さんの『後』はホントに『後』になっちゃうから」
「それでもだめ」
「あううっ?」

続けてチョップ。
すかん、と先ほどとはちょっと違う音を響かせたフェイトの頭に今度は片手を乗せたまま、話を続ける。

「ほら、フェイトが我がまま言うから、周りから体罰教師みたいに思われるだろ?」
「我がまま・・・なのかな?
でも、兄さん、本当の本当にお仕事大変だったらいつでも言ってね。
わたし精一杯手伝うよ」
「こらこら」
「ふえぇ?」

今度はフェイトの頭に乗せたままだった手の平をぐりぐりと前後左右にかき回す。
彼女の目がぐるぐるになったところで手を離してやると、
フェイトは地図のパネルを支えにするようにしてなんとか立っている状態であった。

「それも俺の仕事なんだから、フェイトにやらせちゃいけないの。
フェイトのお仕事は勉強して、遊んで、友達を作って、子供らしく過ごすこと」
「・・・そう言われても、気になっちゃって」

苦笑いで俺の言葉に反論するフェイトは、こうやって言い合っていても決して折れないだろう。
結構頑固なところのある子なのだ。
それも長所なのだろうが、もう少し余裕があっても良い気もする。

「分かった分かった。
じゃあこうしよう、来週のテストで100点をとったら言うことを一回無条件で聞こう。
それこそ俺を手伝っても良いし、逆に俺が何かおごっても良いし。
それでどうだ?」
「・・・えーと。
それって、兄さんには何も得がない気がするよ?」

フェイトはきょとんとした顔で適正な取引を求めようとしてくれる。
うん、良い子やな。

「いや、ウチのクラスだけ俺の赴任以来、テストで100点が出たことがないんだ。
そのことで実はちょっと苦言が出ててな。
だが、問題を簡単にしたら、今度は満点連発されそうだしと言うことで困ってたんだ。
今のままのやり方でも100点をとってくれる奴がたまには欲しいと思ってたところでね」
「そうだったんだ、アリサも毎回100点とるんだー、って頑張っているよ。
・・・うん、でも分かった。
頑張ってみる」

フェイトは大きな地図の巻物を胸に抱えながら、器用にぐっとガッツポーズをとってみせる。
・・・実はフェイトが勝った場合だけ両者に得があって、
彼女が負けた場合は何もなかったりするんだが、そのあたりは上手いことぼかす事が出来たようだ。
フェイトもまだまだ駆け引きは子供です。
俺はくすり、と笑みを零してから改めてフェイトと約束をする。

「じゃあ来週のテストで100点をとったら俺が言うことを聞く、ということで良いか?」
「うん、良いよ。
頑張るからね」
「・・・っ!?
・・・あ、ああ、頑張れ」

フェイトがにっこりと滅茶苦茶可愛らしい笑顔を向けてくれた。。
思わずその100人中100人が魅力的だ、と答えるような彼女の笑顔にうろたえてしまいそうになるが、
なんとか耐え切って返事をすることが出来た。

・・・だが、やべぇ、顔が真っ赤になっている気がする。

このときの俺は、正直かなりいっぱいいっぱいだった。
だから、この場所から少し離れた場所でこちらを窺っている奴らがいるだなんて、思いもしなかった。
とは言え、俺がしてしまった約束を後悔するハメになるのはまた後日のことなので、
当然ながら今の俺にそんな事が分かるはずもなかったのである。



「では、今日の授業は・・・」

フェイトとともに教室に戻ってくると、ちょうどチャイムが鳴ったので早速授業に突入することになった。
かつかつかつ、と白いチョークで黒板の上に大きな字で今日の授業の『題』を書いていく。

『好きな場所へ行こう!地図の読み方、地図記号の読み方、標識の読み方』

続けて今日の授業の要点をまとめて先に板書してしまう。
なるべく授業をしているときは生徒たちの顔を見て、
進行が早いか遅いかをすぐに判断出来る方が良いだろう、という思いつきで始めたのだが、
そこそこ評判が良かったので今も同じ方法を使っているというわけだ。

「よし、まずは日本地図からだな、
この地図を見て今わたし達が居る場所がどの辺りか分かる人は・・・」

おっかなびっくりと言った感じで始まった、教師ライフも早半年が経っていた。
普通の公立小学校と比べると塾に行ったり習い事をしている生徒がほとんどで、
かつ知能と学習意欲が高い生徒が100%に近いというふざけた学校だからかどうかは分からないが、
生徒たちは年相応レベルの学習に満足しない子が多かった。
あまり成績の良くない子にしても頭の回転は素晴らしく良かったりすることが多かったため、
結局、教える内容もどんどん小学校の教育課程を逸脱してきている気がする。

・・・とういか実際に逸脱させている。

そんな訳で、本日も中学生ぐらいに教えることを想定しながら教科書を開いている俺だったりする。
なんと言ってもそれぐらいでこの子たちは接するのが丁度良いのだ。
うぅむ、ホントはコイツら年誤魔化している中学生なんじゃなかろうか。
発育悪いけど。

「・・・そう、その通りだね。
じゃあどうしてこの場所だと思ったのかを教えてもらっても良いかな。
知識でこの場所だと知っていた、以外に何かあれば何でもかまわない」

いや、本当にこの子たちだけと付き合っていると、
別の小学校の教師なんてやったらその時大変だなぁ、と思ってしまう。

・・・まぁ、今そんな心配をする必要はないんだけどね。

俺は、集中した様子で熱心に講義に耳を傾ける将来のエリート候補生である生徒たちを、
羨望の眼差しで見つめながら社会の授業を進めるのであった。





「・・・午後は理科の実験です」

楽しい楽しい昼ご飯が終わった後の昼休みに、
俺は5時間目の実験の準備をするために休み時間に理科実験室にやってきていた。
むろん、準備にはそこそこ時間がかかってしまうので、
助手を務めてもらう本日の日直、フェイトも一緒に連れてきているのは言うまでもない。
この学校では実験には先生のみならず、生徒も白衣を着て授業に参加することになっている。
そのため、俺もフェイトも白衣を上から着込む必要があるのだが・・・。
うん、フェイトは白衣が似合うなぁ。
金髪と白衣って何でか分からないけど、俺の心を揺さぶるぜ。
そんなアホなことを俺が考えている間に、
フェイトが白衣の前ボタンをしめてこちらの前までやってきた。

「兄さん、何を準備するの?」
「ああ、フェイト、それは・・・。
そういえば、もう一人の日直は?」
「えっと、日誌とか黒板とか任せちゃってるから」

・・・うーん、俺が小学生のときは分担をこんなきっちりとやることすら不可能だった気がするが。
俺って、もしかしてアホの子だったんだろうか。
そんな限りなく真実に近い想像は考えると悲しくなってくるので止めることにして、
俺は今日の実験内容についてフェイトに教えることにした。

「今日は午前中に皆に下準備してもらった、植物の葉っぱにあるデンプンを見る実験だ。
つまり、生物の実験だな」
「葉っぱのデンプン?」
「ああ、簡単に言えばお芋の主成分だ。
フェイトたちが食べているお芋は、どうやって出来ているのかを考えてもらう実験だな」
「・・・ん、えっと緑色植物の酸素発生型光合成だよね」
「やっぱりお前ら年誤魔化しているだろ」
「えええっ!!?」

・・・いや、光合成が出てきても酸素発生型云々は出てこねぇだろ、小学生は。
まぁ、年齢詐称疑惑に対する話はとりあえず置いといて、
さっさと準備をしなければ授業開始時間に間に合わなくなってしまう。

「それはともかく準備しないとな。
ビーカーとろ紙、木のハンマーに乳鉢、それから時計皿にスポイトかな。
ビーカーは何種類か必要になるから適当に多めによろしく。
俺はヨウ素反応液と電気ポット、それからエタノールを準備するから」
「ともかくって・・・、もう、兄さんは反論させてくれないんだから。
準備は大丈夫。
もらったテキストにちゃんと書いてあるから、これにあわせて準備するよ」

あまり時間に余裕がないため、黙々と準備を進める。
鍵を開けて試薬棚からエタノールを取り出して必要な分だけ小分けして、再びしまっておく。
エタノール使用簿に、ちょいちょい、
と使用目的と量を記入しながら横目でフェイトの様子を窺ってみると、
持てる範囲でビーカーをまとめて運んでいるようだ。

・・・持ちすぎてるってこともないし、大丈夫か。

俺は使用簿を保管場所に戻しながら、
準備室から備え付けに近い形で置かれている電気ポッドを持ってくることにする。
立ち上がって理科実験室から戸続きの準備室に入った瞬間、
俺の耳にガシャンっ!という何かが割れる音が聞こえてきた。
む、やっちゃったかな。
俺は足の向きをくるりと180°回転させて、事故現場を確認することにする。

「フェイト、大丈夫か?」
「う、うんっ、大丈夫。
ゴメンね、兄さん。
すぐに片付けるから・・・あつっ」

どうやら俺がすぐに声を掛けてしまったせいで慌ててしまったらしいフェイトは、
指を切ってしまったようだ。
こりゃやばい、としゃがみ込むフェイトに俺は早足で近づくと、
彼女の手を掴んでから、そのまま指先を持ち上げて患部を確認する。

「・・・ガラスの破片が傷に入り込んでいたりはないな。
うん、傷も浅いし出血もあんまりない、これなら絆創膏だけで良いかな。
じゃあ・・・と」
「え、えと・・・?」

フェイトの指をちょっと力を強めにかけて押さえつけてやると、じんわり、と血の珠が浮き出してくる。
逆の手で実験用の白衣のポケットを漁ってみると、都合よく絆創膏は入っているようだった。

「ちょっとしみるぞ」
「・・・っ」

とりあえず先ほど用意していたエタノールで傷口を消毒してやる。
ぎゅっ、ぎゅっ、と血を押し出してやってから・・・ハンカチもティッシュも用意してなかった。

「・・・フェイト、先に謝る。
すまん」
「・・・な、何が?」

答えることをせずに、ふぅ、と息を強めに吹いてアルコールを出来るだけ飛ばしてから、
フェイトの指をぱくりと口に含んで指先に残る血を舐めとってみる。

・・・絵的に問題がある構図だ。

誰か来る前に済ましてしまわなければいけないだろう。
微妙に名残惜しくはあったが、フェイトの指を口から出して絆創膏でペタリ、と傷口を塞ぐ。

「・・・ふ、ふえぇええ」
「・・・むぅ」

フェイトは頬を林檎のように染めて虚空を見つめてしまっているが、
とりあえず放置することにして・・・さて、口の中に残ったフェイトの血をどうするべきでしょうか。
呑み込んでしまっては何かの一線を越えてしまう気もする。
色々な意味で。
フェイトに見られたらソレはソレで傷つくかもしれないけど今の様子なら気付きそうもないし、
適当に水道で濯ごうか・・・実験室だから机毎に水道あるし。

「フェイトちゃーんっ、手伝いにきたよーっ!」
「・・っ、ごくり」

そんな俺の配慮は一瞬でご破算となった。
実験の準備を日直一人で手伝うのは大変だと思ったのか、
突然の闖入者が実験室のドアを何の予告もなしに開いたせいだ。
うん、俺は悪くない。
そんな自己弁護をしつつも、ゆっくりと闖入者こと、なのはの方に向き直った。

「なのは、悪いけど箒とちり取りを持ってきてくれないか。
ビーカーを割ってしまってな」
「え、大丈夫ですか?」
「ああ、大丈夫だから頼む」
「分かりました!」

自分でも声が上擦っていたのが分かるが、
なのははさして気にした様子も見せずにすぐに実験室から出て行った。
この教室から少し離れた廊下に置いてある掃除ロッカーまで道具を取りに行ったのだろう。
俺はこの隙にフェイトと口裏を合わせようと、彼女の方を向き直った。

「・・・あ」
「・・・う」

ちょうどこちらへと何か言いたかったのか、じぃ、と俺を見つめていたフェイトと視線が交錯してしまい、
思わず何を言っていいのか分からなくなってしまい口ごもる。
俺がそんな様子でいると、フェイトが先に膠着状態から脱したらしく、先制攻撃をしかけてきた。

「・・・お、おい・・・、おいしかった・・・?」
「ぶぅううううううっ!?」

思わず吹いた。
驚きの余り明後日の方向へと驚愕の迸りを噴射してしまったが、
何かの聞き間違いだろう、と何とか心を落ち着けてフェイトの方へと顔を向けて・・・。

「そっか・・・嫌な思いさせちゃったんだ・・・」
「いや、そんなことないですよっ!?」

めちゃくちゃしょんぼりとして、柳眉を下げていたフェイトに必死にフォローを入れる。
っていうか、どんなフォロー入れれば良いのかが分からん。
難易度高すぎだろ・・・。


・・
・・・どうしよう。

「フェ、・・・フェイトの味がした」
「・・・っ」

テンパった挙句、どう見ても変態な発言だった。
このまま変態教師として逮捕エンドを迎えそうな気さえするぜ・・・。
さぁ、フェイトさんのジャッジは・・・いかにっ!?

「・・・えへへ」

・・・セーフ。
いや、どう見てもアウトだけど、色々と。
でもまぁ、フェイトがテレテレと頬を染めているのが、
可愛いから許す!

「じゃあ、これが兄さんの味・・・?」

ぱくり、とフェイトが自分の怪我をした指を口に含む。
どう見てもバンソウコウの味がするだろうが、
・・・いや、そんなものは些細なことだ。
やべぇ、何この萌えっ娘・・・。
何だかもう色々な壁を破壊しそうなパワーを感じているんだけど・・・。

「せんせー。
持ってきたよっ!」

俺がそんなヒロインとサブヒロインが入れ替わる世界についての考察をしていたところ、
タイミングを見計らったかのようになのはが戻ってきた。
なのはは互いに意識している空気を作っていた俺たちをきょろきょろ、と眺めた後、
うん?
と一瞬頭を捻らせた。
それから、やおら、ポンと手を叩いて、

「先生、フェイトちゃん。
仲良しさんはいいけど、ちゃんと準備しないと授業始まっちゃうよ?」

と軽くスルーしてくれた。
これは、いつもの高町家と比べると大したことがないと判断されたのか、
それとも別の理由なのか・・・。
だが、そのお陰で俺も普段の学校の気分に戻すことが出来たようである。
俺はもうそれ以上考えることを放棄して、
割れたビーカーを片付ける作業にようやく取り掛かったのであった。

(続く)